この製品はバストロンボーンなのかテナーバストロンボーンなのか不明です。■製品紹介販売元 カワイ楽器製作所製造元 ドイツb&s社(ベル部にmade by b&s、ロータリー付近にmade in GERの印字あり)かつてカワイが販売していたトロンボーンはドイツの管楽器メーカーに製造委託をし、自社ブランドとして販売しておりました(カワイは2000年代半ば位に管楽器事業から撤退)。■製品特徴ゴールドブラスベル(ベル直径は約10inch) →かぎ継ぎ一枚取りに見える細管(中細管の可能性もあり)デュアルボアアウタースライド直管部ニッケル、先端亜鉛■付属品マウスピースあり(b&s6/1深め、出荷時ビニールあり)スタンドなしクリーニングロッドなし■現品品質メインチューニング管脱着可能Fチューニング管脱着可能Fロータリー可動スライドはオイル塗布なしで自重落下可能インナースライド外面錆なしインナースライド内面大きな凹凸、汚れなしラッカー剥がれほぼなしケースの経年劣化が著しい(蝶番が破損)■メンテナンス状況使用後は毎回スワブを通して水分除去使用後はタオルにて全体を乾拭きし油脂除去■雑感当初F管付き細管トロンボーンとして認識しており、12Cで吹くも楽器が鳴らず、まるで初心者の様な音が出た。かつてドイツには細管バストロンボーンがある事を思い出し、細管の大きく深いマウスピースで吹いたところ、とても気持ち良く息が入り楽器が鳴る様になった。以降この楽器は細管バストロンボーンではないかと思い始める。また太管のgetzenを常用しているがそれよりも息が取られる点もこの疑念を加速させている。仮にテナーバストロンボーンだとしてもバストロンボーンよりであり、アドリブを素早く吹きたい人やボレロを清らかに吹きたい人には向かない。逆にバストロンボーンの中では軽量に入るため、軽いバストロンボーンを探している人には面白い選択肢かもしれません。音色は乾いた感じではなく、まろやかであり、艷やかさも持つ。音程及びスライドポジションは現代の楽器と相違なし、違和感なく吹けると思います。この雑感に使用したマウスピースは純正ではなくアメリカンタイプです。■梱包プチプチに包んで発送します。【6/3更新】ベル部に打痕を発見。2万円値下げ。